マーケティングとは
「マーケティング」と聞くと、広告やSNS、Webサイトの運営を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、マーケティングは情報を発信して新しいお客さまを獲得するだけの仕事ではありません。お客さまの課題や行動を理解し、必要な価値を適切な接点で届け、利用開始後もより良い体験へつなげていく仕事です。
NTT東日本では、Webサイトやデジタル広告による接点づくり、問い合わせ後のコンサルティング、顧客データの分析、既存のお客さまへの継続支援を、複数の専門部門が連携して進めています。通信を基盤に、クラウド、セキュリティ、データ活用、地域のDXなど、幅広いサービスとお客さまをつなぎます。
このサイトでは、新卒採用でNTT東日本を検討してくださっている学生の皆さまに向けて、マーケティングの仕事内容と、仕事に生かせる知識や力を分かりやすく紹介します。
マーケティングの仕事
データと顧客理解を起点に価値を届ける
NTT東日本のマーケティングは、お客さまのニーズや行動を捉え、必要とされる情報やサービスを適切な接点で届ける仕事です。Webサイトの閲覧、問い合わせ、営業活動、サービスの利用状況、サポート履歴など、さまざまな接点から得られる情報を整理し、「どのような課題があるのか」「何を知りたいのか」「どの段階で迷っているのか」を考えます。
大切なのは、数字を見ること自体ではなく、その背景にいるお客さまを想像することです。日本の企業の99.7%を占める約400万社の中小企業をはじめ、地域のお客さまが抱える課題は、業種や事業規模、ICTの利用状況によって異なります。通信、Wi-Fi、セキュリティ、クラウド、業務効率化など、多様な選択肢の中から、誰にどのような価値を届けるべきかを考えます。
データだけで答えを決めるのではなく、問い合わせや会話から得られる声も組み合わせ、お客さまの解像度を高めます。顧客理解を施策やサービスの起点に置くことが、マーケティングの基本です。
デジタルと人を組み合わせ、最適な顧客接点を設計する
顧客理解から得られた気づきは、具体的な施策へ落とし込みます。例えば、Webサイトやランディングページの企画・改善、SEO、デジタル広告、動画、メール配信、セミナー、問い合わせ導線の設計などです。Webで興味を持ったお客さまを、インサイドセールスや営業へつなぎ、状況や課題を丁寧に聞き取ることも重要です。
NTT東日本では、Webプロモーション、インサイドセールス、CRM、カスタマーサクセスなど、異なる専門性を持つ部門が連携します。Webサイトで接点をつくり、問い合わせ後の対応を行い、契約情報やWeb上の行動、営業記録などを分析し、次の施策へ生かします。施策を選ぶ際は、流行している手法だからではなく、対象となるお客さま、届けたい価値、検討段階に合っているかを判断します。
戦略を考える人、コンテンツや画面をつくる人、データを分析する人、お客さまと直接対話する人が、共通の目的と顧客像を持って協働します。デジタルと人による対応をつなぎ、施策を実際の顧客体験へ変える仕事です。
既存顧客にも新しい価値を届け続ける
マーケティングの対象は、新しいお客さまを集める場面だけではありません。サービスを利用しているお客さまが、必要な情報を迷わず見つけ、サービスを使いこなし、次の課題を解決できるように支援することも大切な役割です。
「法人のお客さまマイページ」では、固定電話やフレッツ光などの契約を一元管理し、各種手続きやサポート情報を確認できます。2025年11月末時点で約7万人が利用しており、生成AIの導入・活用を支援するセミナー、動画、チャットボットなども提供しています。契約を確認する場にとどまらず、お客さまの業務に役立つ情報や新しい活用方法に出会える接点をめざしています。
また、メールやSNS、ウェビナーなどのテックタッチと、架電などのヒューマンタッチを組み合わせ、お客さまの関心や課題に合った情報を届けます。利用状況や反応を踏まえ、役立つ機能やサービスを自然に案内することで、押しつけではない追加提案にもつながります。施策の結果を検証し、お客さまの声をサイトやサービスの改善へ返しながら、利用前から利用後まで一貫した体験を育てていきます。
仕事に生かせる知識と力
顧客視点と共創する力
マーケティングでは、データ分析やデジタルツールの知識だけでなく、お客さまの立場で考え、周囲と協力しながら改善を形にする力が欠かせません。数字の変化を見て終わるのではなく、その背景でお客さまが何を知りたかったのか、どこで迷ったのか、どのような価値を求めているのかを考えます。
学生時代の研究やゼミで情報を集めて仮説を立てた経験、アンケート結果を分析した経験、アルバイトで利用者の声を基に改善した経験などは、マーケティングとの接点になります。定量データと、会話や自由記述などの定性情報を行き来しながら、自分なりの見立てをつくり、「だから何を変えるのか」まで考える姿勢が大切です。
さらに、施策を形にするには、Webプロモーション、インサイドセールス、CRM、カスタマーサクセス、営業、サービス企画など、異なる役割の人との連携が必要です。自分の考えを分かりやすく伝える力、相手の専門性や意見を理解する姿勢、目的に立ち返って調整する力が生かせます。
市場やお客さまの行動、デジタル技術は変化し続けます。最初からすべての知識を持っていることよりも、お客さまの課題を起点に必要なことを学び、試し、結果から学ぶ姿勢が、マーケティングで成長していく土台になります。
マーケティングは、お客さまを理解し、必要とされる価値を適切な接点で届け、反応を次の改善へつなげる仕事です。Webサイトや広告をつくるだけではなく、顧客理解、戦略立案、施策実行、効果検証、既存のお客さまの体験向上までを一つの流れとして考えます。
NTT東日本では、Webプロモーション、インサイドセールス、CRM、カスタマーサクセスなどの専門性をつなぎ、デジタルによって広く届ける力と、人が丁寧に寄り添う力の両方を生かします。新しいお客さまとの接点づくりから、利用中のお客さまへの継続支援、ニーズに合った自然な追加提案まで関われることが特徴です。
学生の皆さんも、身近なWebサイトや広告、サービスを見たときに、「誰のどのような課題を解決したいのか」「利用する前後で、どのような体験を届けているのか」を考えてみてください。研究、サークル、アルバイトなどで培った、相手を理解する力、データを読み解く力、周囲と協働する力、試行錯誤する姿勢は、マーケティングの仕事につながっています。